私たちのこと

団体概要

団体名ふぁみいろネットワーク
Famiiro Network for Unconventional Kinship in Japan
URLfamiiro-network.org
設立日2022年11月3日(任意団体として発足)
活動内容①多様な家族のための居場所づくり
②当事者と研究者による知の協同創造
③家族の多様性に関する地域や社会への情報発信
共同代表戸井田かおり(精子提供で親になった当事者)
綾原 みなと(卵子提供で親になった当事者)
佐伯 英子(研究者)

チームふぁみいろ

夫の無精子症が発覚し、自分は親になることが出来ないのかと絶望に暮れました。

その後、情報を調べ夫との相談も重ね、国内の病院で、精子提供にて子どもたちを授かることができました。

二人の子ども達には告知をしており、オープンな家庭を築いています。子どもたちも自分たちの出自を肯定的に捉えてくれており、この治療で確かに子どもも親も幸せになれるのだと実感する日々です。

その一方で、ピアサポート活動を行ったり、精子提供の自助グループ活動に携わる中で、生殖補助医療を取り巻く社会の理解がまだ追いついていないことを痛感しました。

生殖補助医療で生まれた子ども達も親も暮らしやすい社会に少しでも変わるよう、治療を受ける親へ必要なサポートが届けられるよう、研究者の方達の力を借りながら、当事者としてできる事があれば嬉しく思っております。

花未来ブログ:https://ameblo.jp/hana—mirai/
花未来Twitter:https://twitter.com/hanamirai_aid

(共同代表 「花未来」こと「戸井田かおり」)


匿名ドナーさんから卵子の提供を受けて出産しました。

長年願い続けても自分ひとりでは叶えることができなかった子どもとの日々が、ドナーさんに助けられて実現し、深い喜びの中にいます。

ふぁみいろの活動を通して、子どもたちを安心して送り出すことができる未来の実現に貢献できると嬉しいです。

みなとブログ:https://ameblo.jp/minatoday
みなとTwitter:https://twitter.com/minatojournal

(共同代表 綾原 みなと)


社会学とジェンダーの視点から生殖に関する研究を続けてきました。

また、社会の中のすべての子どもたちが尊重され、人生の主役として自分らしく生きていくことができるように自分には何ができるだろうか、ということを、教育の中でも個人としての活動の中でも大切に考えてきました。

さまざまな形で家族をつくるすべての人が生きやすい社会をつくるために、必要な情報やサポートを届け、一緒に考え、行動していきたいと思います。

(共同代表 佐伯 英子)


性同一性障害当事者(女性→男性)です。

AID治療のおかげで2019年に長男を授かりました。現在は第二子を望み治療を再開しています。

子どもには2歳後半頃から真実告知をして育てています。

毎日楽しく幸せに子どもと過ごしていますが、真実告知や子どもの成長、子どもがこれから生きる未来について悩むこともあります。

同じ境遇の方々との交流や情報交換などをしながら様々なカタチのご家族と関わっていきたいです。

以前、性同一性障害のNPO法人の理事を務めており、LGBTを知っていただくための講演や当事者同士の交流会・家族会などを主催してきました。このような経験を活かして、特定生殖補助医療で産まれた子どもたちや親同士の輪を広めていく活動を、皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。

子どもたちが暮らす未来が、どんなルーツの子どもたちも、どんなカタチの家族も、その人たちらしく生きられる社会になってもらいたい。

そんな想いを大切に、親の私たちが社会に投げかけられることをコツコツとやっていきたいと思います。

Pochiブログ:https://ameblo.jp/happinessishere2019/


私は精神科医として臨床に従事しながら大学院生として精神医学分野の研究に取り組んでいます。

家庭では長年の困難な高度不妊治療を経て子供を授かり夫とともに子育てをする日々の中、生殖補助医療のことや法整備がなされようとしていることを知り「これは伸びしろいっぱい!ちゃんと議論を進めていくためには研究の力が必要だ!」と感じ、仲間に入れていただきました。

ふぁみいろの目指す研究は私の元々の専門である精神医学とは全く異なる内容にはなりますが、自分が大学院で身につけた研究の手法を使って”いろいろなカタチのかぞく”のお役に立ちたいと思い研究者として参加させていただきました。

これから素敵な仲間と共に青い大洋に漕ぎだしていくことにワクワクしています。